全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

青森ねぶた祭がはじまりました。

2019.8.11 -[社務日誌

令和元年8月2日より青森ねぶた祭がはじまりました。

青森ねぶた祭りは世界に誇る青森市の郷土文化のお祭りで、期間中延べ300万人ほどの観光客が訪れます。

青森ねぶた祭

青森市は一年のおよそ半分が雪に覆われていることもあり、この短い夏にくすぶる熱気を放出させます。

青森ねぶた祭

その青森市民の熱気が他に類を見ない現在の青森ねぶた祭となっています。

青森ねぶた祭

ねぶた祭の発祥、由来に関しては諸説ありますが、元々青森ねぶた祭は七夕祭りと呼ばれ、日本古来の習俗による灯籠流しに原型が見られ、罪穢れをねぶたに移し、海や川に流して禊ぎ祓い清めることで無病息災を祈願したのがはじまりといわれています。

青森ねぶた祭

江戸時代にはすでに行われていたことが確認されていますが、そこから幾多の変遷を得て現在のような形態になり、今尚、時代に流れながら進化を遂げて連綿と続いています。

青森ねぶた祭

お祭りでは山車となるねぶたを運行し、笛や太鼓等で囃子を奏で、跳人と呼ばれる浴衣姿の人々が飛び跳ねながら「ラッセラーラッセラー」という独特の掛け声で巡回します。

青森ねぶた祭

青森ねぶた祭の特徴は様々ありますが、見るものを圧倒する巨大な武者人形のねぶたはもちろん、事前の承諾もなく誰でも跳人として自由に好きな団体で参加することが出来るが挙げられます。

青森ねぶた祭

街のあちこちで、練習がはじまる囃子が聴こえてくると夏の訪れを感じ、ねぶた祭の終わりと共に季節が秋へと移ろう儚さを感じ、冬を迎えるのが青森市民の四季となっています。

青森ねぶた祭

今年もそのような青森ねぶたが開催され、大いに盛り上がり始めました。

青森ねぶた祭

今年は令和元年を奉祝して青森市役所ねぶた実行委員会さんが、廣田神社での津軽神楽奉納を題材にされたねぶたが出陣するというこで、例年以上に当神社にとっても特別な年となりました。

青森ねぶた祭が滞りなく行われ、人々が楽しみのうちに無事終了することをお祈りいたします。