盆祭が執り行われました。
2019.8.21 -[社務日誌]
令和元年8月13日に盆祭(ぼんさい/ぼんまつり)が執り行われました。
現在、お盆というと仏教の行事となっていますが、祖先の御霊をお迎えする行事は祖霊信仰として日本に古くから伝わる習俗としてありました。
古くは1年に2度行われていたとされますが、このうち初秋のみたま祭りが仏教の盂蘭盆(うらぼん)と習合したものがお盆になったといわれています。
全国で行われている盆踊りも本来は祖先の霊を慰め送り出す行事で、有名な阿波踊りも盆踊りの一つとされています。
江戸時代の寺請制度によって仏教での葬儀が広められたことで神道式でのお葬式は大変珍しくなり、青森市では全体の1%程度ともいわれています。
これまでは個別に祖霊祭や盆の祭りなど受けていましたが、氏神様である廣田大御神さまのもと、祖霊と共に参集して交流をしながらより親しみを持ってもらいたいと、合同での盆祭をはじめて斎行することにしました。
それぞれの祖霊をお招きして、ご家族と共に懇ろに玉串を奉り拝礼しました。
終了後には、より神道での祖霊感や日頃の祭祀を知ってもらうべく、講話も行いました。
昨今、神道式でのお葬式も注目され相談も少しずつ増えております。
ご興味のある方は気軽にお問合せください。
こうして私たちが豊かに暮らし、そして命を頂いている感謝を祖霊に捧げ、そしてともにゆっくりとお過ごして頂ければと思います。
祖霊が安らかならんことをお祈り申し上げます。