青森ねぶた祭が終了しました。
2019.8.17 -[社務日誌]
令和元年8月7日で青森ねぶた祭が終了しました。
青森の短い夏を彩るねぶた祭りもいよいよ最終日の七日日(なぬかび)となりました。
七日日は8月7日(旧暦7月7日)のことを指し、この日だけ特別に奏でられる囃子を以て、ねぶたに寄せ付けた罪穢れを川や海に流す行事となります。
現在では、この日のみねぶたが昼間に運行され、夜になると受賞されたねぶたが海に漂う海上運行と共に花火大会が行われ祭の最後を迎えます。
その海上運行の様子は人形に罪穢れを附して海や川で禊清め祓う日本古来の習俗に見てとります。
つまりこの青森ねぶた祭りを通して一年間の罪穢れを祓い清め、無病息災、健やかに過ごせるようにとの大祓いでもあるわけです。
今年は青森市役所ねぶた実行委員会さんが廣田神社に奉納される津軽神楽を、新しい御代に替わるこの奉祝すべき佳節に題材として選んで頂いたのは大変嬉しいことでありました。
運行期間中、神社の前を通過する際には向きを変えて拝礼をして運行してくださいました。
そうした市政の姿勢に今後の青森の明るい未来をみたような気もいたします。
いずれにしても青森ねぶた祭が終わりお盆を過ぎると、青森は秋へと向かいます。
6日間、お疲れ様でした。