石濱稲荷神社の例祭並び海上運航が執り行われました。
2019.9.20 -[社務日誌]
令和元年9月15日に外ヶ浜町塩石浜区に鎮座する石濱稲荷神社の例祭並び海上運航が行われました。
毎年、例祭日には海上運航といって地区代表の船上で海上安全、大漁祈願祭を執り行い、地区の海上を回遊して祓い清める神事が行われています。
今年は「勝漁丸」を船主として祈願祭が執り行われました。
昨年の海は荒れ気味でしたが、今年は波ひとつ無い穏やかな陸奥湾でした。
海は凪いていたもものの、雲は出ていたため、船上も炎天下とはならず非常に心地よく神事を執り行うことが出来ました。
海上に出ても波が殆ど立たず気持ちよい風が吹いていました。
昨年に続いての海上運航ということで、氏子の皆さんもとても喜んでいました。
地区の海域を周り四隅を祓い清めて散供をして来年の豊漁と安全を祈願しました。
日曜日ということもあってか、フェリーの往来や釣りを楽しんでいる方の船も多く、皆さん神事が気になっているようでした。
全ての海域を祓い終わり、無事に今年も海上運航を執り納めました。
終了後は石濱稲荷神社にて例祭が執り行われました。
雲は多少でていたものの、空気が澄んでいたこともあり、神社からは下北半島の風力発電機まで見えました。
気温もそこまで上がらなかったので例祭も心地よく奉仕することが出来ました。
昨年、天井や床、欄干部分も大幅に修理したため社殿の雰囲気も一層厳かになっていました。
大漁旗を神前にお供えして今年一年の感謝と来年の繁栄を一人一人、玉串に願いを込めて奉納しました。
例祭後は公民館移動して直会となり、特製の豚汁をはじめ、お供えされた海魚の刺身などが振る舞われました。
また、今年はホタテも大漁だった上に順調に出荷できたこともあり、ご婦人方の踊りも披露されました。
趣向を凝らした踊りに、終始楽しく笑顔で過ごしました。
来年も佳き年となるよう氏子総代皆様の益々のご健勝、ご多幸を祈念申し上げます。