磯山若目神社の例祭を執り行いました
2019.10.27 -[社務日誌]
令和元年10月20日に外ヶ浜町磯山地区に鎮座している磯山若目神社(いそやまわかめじんじゃ)の例祭を執り行いました。
下北半島が一望でき、青空が一面に広がるとても良い天気に恵まれました。
若目神社は若芽神社や若目龍神宮とも呼ばれ、磯山地区をはじめ近隣の人々の講社によって崇敬されている神社です。
若目という字の由来ははっきりと分かっていないそうですが、神社近くに若目沢という沢があり、その地名からつけられているそうです。
創建は神社の裏山でがけ崩れが起きて断層が生じた際、よからぬ悪しき物の仕業によるということで、その力を鎮める為に神様を祀ったのが始まりとされています。
その鎮めとなったのが龍神様であったため、以来、龍神宮とも称されて漁師に篤く崇敬されることにったそうです。
毎年旧暦の9月17日(新暦10月25日)に例祭が行われていますが、今年も皆さんが少しでも集まれるようにと土日に合わせて斎行されました。
磯山地区は小さい集落ながらも、現在でも氏神様の磯山稲荷神社、岩木山神社の御分霊を祀る磯山岩木山神社、磯山若目神社の3社鎮座しており数十年前までは全ての神社で春夏秋とお祭りが行なわれていたそうです。
昔はこの3社の秋の大祭が終われば漁を開始したそうで、3社のお祭りが終わると大漁になると言われていたそうです。
長年ご奉仕頂いていた方も亡くなられたり、動けなくなってしまったりで参列の人数も毎年減っていますが、それでも講員の方々が一生懸命にご奉仕して守ってくださっています。
終了後は直会を開いて楽しく過ごしました。
講中皆様のご多幸とご繁栄をお祈り申し上げます。