宮司さんのお正月のお話と世界でひとつだけのしめ飾り講座を開催しました。
2019.12.20 -[社務日誌]
令和元年12月12日に宮司さんのお正月のお話と世界でひとつだけのしめ飾り講座を開催しました。
教養講座とは神社を通して日本文化や郷土文化に触れて楽しんでもらおうと数年前から企画している様々な講座です。
その中でも毎年大好評のお正月のお話しとしめ飾りの講座を今年も開催しました。
はじめに宮司よりお正月のお話しをしますが、今年は御代替りの佳節ということもあり、皇室のお正月についてお話しさせていただきました。
天皇陛下、皇后陛下をはじめ皇族の方々はお正月期間にどのような行事があり、どのようなことをされているのか、テレビや新聞などで見たり聞いたりしたことはあっても、意外と知らないことばかりで皆さん関心いただきながら聴いていました。
30分程のお話しなのであっという間に過ぎてしまいましたが、今年の正月はまた違った視点で皇室のニュースを観られると思います。
続いて世界でひとつだけのしめ飾りつくりとなりました。
今回も講師は、something blue(サムシングブルー)主宰のフラワーデザイナー、太田コウさんに指導していただきながら制作しました。
御代替りの佳節というだけではなく、来年は十二支が一巡してはじめの年になるということもあり、昨年とはまた違った装いのしめ飾りを提案してくださいました。
装飾には令和の典拠となった歌に表れる梅や皇室の御紋である菊を用いたり、金色や扇など縁起物もふんだんに取り入れられていました。
またしめ飾りに添えるカードも宮司による謹書ですが、令和の文字も記念に記入させていただきました。
講座では最初の作業で皆さん悪戦苦闘していましたが、徐々に慣れ、隣近所同士で協力しあいながらとても上手に作業していました。
最後にはどの方も先生が制作した見本と遜色ないほど綺麗に仕上がっていました。
参加者皆さんで完成した喜びを拍手でお互い称えたところで、昇殿して完成したしめ飾りの修祓式を執り行いました。
それぞれ丹精込めて制作したしめ飾りを御神前にお供えしてお祓いしました。
来年一年が皆さんにとりまして今年よりも良き年となることを祈念しながら執り行いました。
そして参加者皆さんにも太田先生に合わせて玉串を奉りましてご拝礼いただきました。
最後には宮司よりお話しをして無事に今回の講座も終了となりました。
お手製のしめ飾りで歳神さまをお迎えして正月をお過ごし頂ければと思います。
今回も募集後すぐに定員に達し、急遽若干名追加させていただきました。
お忙しい年末にご参加いただきまして誠にありがとうございました。