祈年祭を執り行いました。
2020.3.26 -[社務日誌]
令和2年3月21日に祈年祭を執り行いました。
朝から暴風が吹いていましたが、午後から晴れはじめ、青空広がる春らしい陽気に包まれました。
祈年祭(きねんさい)は「としごいのまつり」とも呼ばれ、国家安泰、皇室弥栄、氏子安寧、そして五穀豊穣、商工業の生産発展を祈る一年の中でも最も重要なお祭りの一つです。
神社によっては春の大祭として「春祭り」と称していることもありますが、宮司が兼務している青森市や蓬田村、外ヶ浜町の神社では雪の関係や春祈祷の彼岸前後に合わせて3月や4月に多く行われていたりもします。
祈年祭の由来は諸説ありますが、春の農耕儀礼をもとに天武天皇4年(675)の神名帳に記されいる官社(3132社)に対して幣帛(供え物)が奉られ国家祭祀として制定されたのが始まりとされています。
全国の神社の多くは2月17日に執り行われることが多いのですが、廣田神社の祈年祭は3月21日と古来より定められています。
古くには盛大に行われていたそうですが、いつからか中断され現在は神職のみが奉仕する神事となっています。
今年も氏子崇敬者の参列はありませんが、しっかりと奉仕して五穀豊穣を祈念しました。
五穀豊穣並び氏子崇敬者の益々のご多幸ご健勝を廣田大御神様に祈念申し上げます。