永代祭祀墓の候補地を視察しました。
2020.5.10 -[社務日誌]
令和2年5月6日に神道式の合葬墓となる永代祭祀墓の候補地を視察しました。
令和御大典奉祝記念事業として神道式で葬儀を行われる家族向けの、合葬墓となる永代祭祀墓の造成を計画しています。
本来であれば、今頃から令和御大典奉祝記念事業を展開して奉賛を戴き、今年度中の竣工を計画していましたが、新型コロナウィルスによる社会変動により来年に記念事業奉賛を延期することになりました。
江戸時代の寺請制度により葬式は仏教で行うのが普通と思われている方も多いかもしれませんが、神道式で葬儀を執り行い、いわゆる法要なども神道の祭祀で行うご家族があります。
ただ、地域差にもよりますが、仏教に比べるとそういったご家族非常に少ないため、あまり馴染みが無いのだと思います。
そういったこともあり、仏教に比べて葬儀に関する様々な整備があまり進んではいなく、今日一般的になっている複数の他人と一緒に墓を共用する合葬墓、いわゆる永代供養のお墓というものが青森県には無く(氏子以下でも受け入れている)、全国で見ても一つの県に一ヵ所しかないといった事例も多くあります。
しかし、昨今の墓地継承の問題は神道も例外なく、こうした永代供養の墓の要望は年々強くなってきたため、合葬できる永代祭祀墓を造成することを計画しました。
場所は市内からもアクセスが良く、親族が県外在住者であってもお参りしやすい新青森駅近くの三内霊園の一画を候補として選定しました。
これから墓地使用の抽選に応募して許可が得られれば、そこを借りて来年度造成していきます。
視察では再提供区画場所の確認のみではなく、すでに同様の受け入れ方式で霊園の一画を借りて、先駆けて合葬墓を造成している、日本基督(キリスト)教団青森教会様の墓にもお参りさせていただき拝見しました。
今後、来年度に向けて奉賛事業を開始するとともに、永代祭祀墓の案内パンフレット等も製作していく予定です。