舞姫会の稽古を行いました。
2020.8.6 -[社務日誌]
令和2年7月24日に舞姫会の稽古を行いました。
舞姫会ではいよいよ今年初めてとなる神社での祭事での奉奏が、7月25日の金魚ねぶた献灯祭であるため、最終稽古が行われました。
先ずは本番通りに稽古を行うため、胡床の並べ方や位置を確認して鋪設しました。
また、今年入会した舞姫はまだ衣装に慣れないため、本番同様の準備をしてもらい稽古に臨んでもらいました。
例年であれば、6月19、20日の例大祭宵宮、7月17、18日の進藤庄兵衛正次翁頌徳祭の神幸祭にて舞の奉奏が行われますが、いずれもコロナ禍により神事のみとなったため、舞う機会が得られませんでした。
そのこともあり、大祭ではありませんが、今回の奉奏は大きな舞台ともなりますし、これまでの稽古で積んできた感謝の思いを捧げる場ともなります。
稽古時間が限られているため、始めの会は向拝にて行いました。
所定の位置に着く前に参道に飾られた金魚ねぶたや、今年から設けた七夕飾りなども紹介しました。
その後、早速本番同様の動きではじまりました。
新しく入会した舞姫を真ん中に混ぜて、先輩舞姫が囲むように並びました。
当日は祭壇や参列者、また宮司の座がありますので、そうした位置の把握もしっかりと想像しながら動きます。
これまで、室内で稽古を行っていたのを、外の広い空間で舞うと、どうしても動きが小さくなりがちですが、上手に堂々と大きく舞っていました。
新しい舞姫も普段と違う装束で舞にも戸惑うことなく舞えていました。
位置取りもばっちり出来ており、正面から見てもとても綺麗に並んで舞えていました。
最後の最後まで稽古でも力を抜か舞っていました。
神事では宮司に続いて、玉串も舞姫に奉ってもらうため、そのまま、拝礼の練習もしました。
いつもの稽古では座礼なので、立礼となると勝手が違いますが、上手に合わせて出来ていました。
7月25日は雨の予報にもなっており、念のため、雨天の場合を想定して拝殿でも舞の稽古をしました。
同じ舞を、同じ仲間で、同じように舞うといっても場所が変われば、距離感も違いますし、空間の大きさも違うため感覚を掴むのも難しくなります。
それを踏まえて行いました。
とはいえ、みんな上手にその違いの調整を行い、場所が変わってもうまく順応していました。
こちらでも、舞だけではなく、玉串拝礼までしっかりと練習しました。
最後は終わりの会をしっかりと行い、明日の本番に向けての思いを神様に報告して終了となりました。
帰り際、ライトアップの調整をしているのを見てとても感動していました。
約2週間ほどの開催になりますが、舞姫の思いも届き、無事終えられることをお祈りいたします。