金生稲荷神社にて商売繁昌金運招福祈願祭を執り行いました。
2020.8.20 -[社務日誌]
令和2年8月4日に金生稲荷神社にて商売繁昌金運招福祈願祭を執り行いました。
昨年より発生した新型コロナウィルスによって生活様式が一変したことにより、多くの商売が非常に苦しい状況となりました。
そのような想定外の事態によって引き起こされた苦境に、少しでも神社から何か応援が出来ないかと、当神社二番社で、《金を生み出す稲荷さま》で有名な金生稲荷神社の御神徳にあやかり、金紙で奉製された商売繁昌、金運招福の御神札を300体限定で無料頒布することにしました。
本来、御神札はお気持ち(初穂料)を捧げた証として特別に授与されるべき神聖なものです。
しかし、未曾有のウィルス災害により、ゆくりなくも商売が困難になってしまったこの状況に、神のみこともちとして世を作り固め成すべく、今年限り無料で頒布することにしました。
また、今回の趣旨に賛同いただき、日頃から崇敬いただいていたケーキやお菓子の材料や機器を卸す、元木商店様より、神使である金狐を描いた素敵なシールをご奉納いただきました。
そのため、御神札の入魂並び商売繁昌祈願祭に社長さんにも参列頂きました。
こちらは、縁起物として諸国諸業繁栄を祈り、神棚に飾ったり店先に貼ったりしてぜひ金運をお招きください。
さらに、今回特別に同封した【感謝絵馬】は、見事に商売が栄えましたら、気持ちを込めた初穂料と共に感謝の気持ちを神様にお伝えてくださるようにとの思いを込めて同じく無料頒布することにしました。
その後は商売順調に、毎年古い御神札は神社に納めて、新しく受けた御神札をおまつり頂けることを祈っています。
神事では元木商店の社長さんと共に、真摯に玉串を捧げて諸国諸業繁栄を祈りました。
終了後、社殿内に飾られていた昔の奉賛名板に、元木商店様の先々代の名前もあったそうで、驚いていましたが、こうして時を超えてのご縁に感銘を受けていました。
この正一位稲荷大明神様の偉大な御神徳を戴き、どうか商売益々栄えて、豊かな街と生活を人々に還元いただきたく存じます。
御神札は参拝後にご自由にお待ち帰り下さい。
金生稲荷神社 由緒
天保9年(1838)に創建。
我々人間の営みの根源である衣食住を司る正一位の神階を授かる稲荷大明神。畏くもその神霊を祀る現社殿は、青森大空襲によって無残灰燼に帰した際、一刻も早い人々の心身の恢復に再建せられた廣田神社の社殿を、後に移築して遷座せられたものである。
日本列島龍骨の首に位置する八甲田山系の氷雪と大海より吹く偏東風(ヤマセ)に、度々街中が飢餓飢饉の狼狽を極め、愈々神慮を仰ぎ五穀豊穣の御神威受け奉らば外ヶ濱一円の崇敬を集めるようになる。
明治期には寺院街守護神である寺町稲荷神社を合祀し、昭和50年(1975)には往時一大遊郭であった森紅園を擁護し給わる浪打稲荷神社も合祀に至った。
以来、大小種々の稲荷社合祀を為し、五穀豊穣に始まり工業、商業、水産業に続く殖産興業の御神徳赫々たる奇福を戴くものとなる。
社名冠の“金生(かねうみ)”とはそうした創建爾来の御神徳にあやかり“金を生み出す稲荷さま”と何時しか呼ばれるに至ったものである。