舞姫会の稽古を行いました。
2020.9.8 -[社務日誌]
令和2年8月21日に舞姫会の稽古を行いました。
本来であれば、夏休み期間中に一泊二日の合宿を行い、舞だけではなく、神話の勉強や清掃奉仕などするのですが、今年はコロナ禍のため、中止となりました。
その分、日本の、神道の大事な根幹である、神話を勉強する機会が減ってしまったので、稽古の中で学んでいくことにしました。
今回は古事記の「国生み」神話を紙芝居で勉強することにしました。
古事記の中で、はじめに描かれている大事な物語です。
どのような神々のはたらきによって、日本という国がどのように出来たのかが描かれています。
そのため、この神話は舞姫会では必ず毎年一回は読んで勉強しています。
したがって、昨年も舞姫だった子は何度か勉強したことがあります。
それでも皆とても真剣にお話を聞いていました。
また、今日は神話のお勉強という事で、紙芝居で物語を知るだけではなく、地図や年表、現在の写真なども確認しながら、より深く学びました。
神話の世界と現在がつながっていることがとても不思議なようで、興味津々にきいていました。
あまり、ここまで深くお話しすることもないので、何度か聞いたことがある舞姫達も真剣にきいていました。
神武天皇が建国してから、今年は皇紀2680年となりますが、それよりも前から日本という国の歴史は神々によって紡がれていることに、とても驚いていました。
国生み神話をしっかり学んだあとは、若干、舞の稽古が行えそうな時間が残っていたので、一人舞を練習しました。
普段、稽古しているこの豊栄舞は近年制作された舞ですが、その歌詞、その動きは、このような神話の世界から連綿と続く精神性が込められています。
神話を聞いてから、その挙動にも一つ一つ、意味が込められているものだと、感じたのか、動きも広がるある優雅な舞ができていました。
夏の暑さも夜にはすっかり下がりはじめていましたが、ほんのり汗ばむほど動いていました。
細かい箇所を幾つか確認しながら、再度、舞ってみます。
新しい舞姫もすっかりと、一人舞の動きを覚えて、より美しい舞を舞えるよう意識が向くようになっていました。
二回まったところで、あっという間に時間となってしまいました。
最後は終わりの会をして、今日一日の感謝を神様にお伝えてして終了となりました。
廣田神社の神様も神話の中で登場しますので、ぜひ、その由来も知ってもらいたいと思います。
最後に連絡事項を伝えて終了となりました。
また、次回も神話の勉強をしたいと思っています。
これからも自分達が生まれたこの国の由来をしっかりと学んでいきます。