舞姫会の稽古が行われました。
2020.9.22 -[社務日誌]
令和2年9月11日に舞姫会の稽古が行われました。
今日は上級生の舞姫達が多くきてくれました。
先ずははじめの会で神様にご挨拶しました。
ここ何回かは連続して神話の勉強だったので、今日は舞をしっかりと勉強することにしました。
いつもとは違い、先ずは客観的に見る稽古をしました。
武道などでは見取り稽古といって、見ることで学ぶ稽古もあります。
お手本となる動きを見ることで、自分自身が目指すべきイメージが、より明確となり、そのことによってそ動きも連動しやすくなっていきます。
ということで、先ずは舞のお手本動画を皆で観ました。
これまでの稽古の中でもそれぞれの理想像のような舞の動きがあったかと思いますが、改めてしっかりと共通した動きをみることで、色々気付かされた部分も大きかったようです。
これまで、自分のイメージで良いと思っていたものが、案外全く違う動きだったり、反対にあまりできてなかったのかなと思うような動きが、自身で思っている程悪くなかったりということがありました。
そのため、とても真剣な顔で動画を見入っていました。
また、徐々に二人舞も稽古をしてきているため、二人舞のお手本動画も確認しました。
二人舞は特に一人舞よりも難しい箇所が多いので、より、注視して確認していました。
舞のイメージをしっかりと植え付けたところで、早速、実際に動いてみました。
いきなり修正できるわけではありませんが、意識できているということが、とても大切になります。
音楽を流す前に、改めてチェックをしてからはじめます
先程、観た動画を思い浮かべているからなのか、出だしからとても集中していました。
今日の舞姫達は昨年も二人舞の稽古をおこなていたので、経験済みということで、大まかな動きや流れは覚えていました。
動画のイメージをよく意識できているのか、とても上手に動けていました。
もちろん、まだまだ、細かい点は沢山修正すべきところがありますが、それでも、目指すべき動きが明確になったことで、堂々と動けるようになりました。
一回目にして、大分、これまでの動きよりも良くなりました。
幾つか気になった点を伝えて、すぐもう一度舞ました。
自分達でも、より動けていたのがわかったようで、一回目よりも、更に堂々と舞っていました。
巫女舞はゆったりとした曲調に合わせて動くため、一切誤魔化しがきかないため、ほんの少しの違和感が非常に大きな違いに見えてしまいます。
まして、二人舞となると、合せて舞う前提の動きも多く出てくるため、非常にそのようなものが顕著にみえるようになります。
したがっって、如何に個人の技量として上手になるかということと、その上で、周りにあわせられるかという、二面を同時に習得していかなければ、美しい舞が舞えないのです。
二回目の舞も終わったところで、更に意識を高めてもう一度舞いました。
一回目よりも二回目、二回目よりも三回目と、目に見えて上手になってきました。
動きが大分よくなってきたからこそ、より細かい部分を指摘して指導していきます。
何事も、お稽古事はまず反復練習がとても大事なため、何度も繰り返しては直していきます。
細かい所まで徐々に意識も向かうようになり、近くで見てもとても綺麗になってきました。
更に、今回は自分達が舞っている舞を撮影して、自分自身の動きを客観的に見てみました。
そうすることで、先ほど見たお手本と、どこが違い、どこがあっているのか、客観的に確認することができ、頭でイメージしたことがどこまで再現できているかを知ることができます。
実際に動画を見てみると、思っていたよりもしっかり動けていたり、反対に、思っているよりも全く動けていなかったりするので最も自分自身のレベルを知る良い機会となります。
それを踏まえた上で、どのような動き方なのかなどを指導しました。
そうこうしているうちに、あっという間に時間が経ち、終わりの会となりました。
今回イメージしたことをしっかりと頭に残し、少しでもそれを体に落とし込むことができるよう、これからも稽古を重ねていきます。
11月23日の新嘗祭でのご奉仕に向けて、残り2ケ月頑張っていきたいと思います。