舞姫会の稽古が行われました。
2020.10.30 -[社務日誌]
令和2年10月23日に舞姫会の稽古が行われました。
今年最後の大祭奉仕がいよいよ一か月後となってきました。
これからはただ漠然と舞を稽古するのではなく、より本番を意識して舞っていきます。
今日は沢山参加してくれました。
自分が舞う位置などをしっかり確認します。
参進から自分の舞座に進むのは、ただ歩いていっているような簡単なものではなく、会場の広さに合わせて位置、前後のバランスなど、とても難しい所作となっています。
参加人数によって常に立ち位置も変わってくるため、稽古の時も、いつもと同じ場所ではなく、臨機応変に対応していけるように変わっています。
今年は少ない稽古期間ながらも、一つ一つの内容を詰めていったため、短い稽古の中でもとてもよく出来ています。
経験の差も、年齢の差も、様々ですが、それぞれがそれぞれ出来る限りの努力を尽くして稽古に励んでいます。
そのような常に前を向く姿勢がとても大事です。
人数も多いため、全員で一人舞を習しました。
新しく入会した舞姫達も一人舞の流れをきっちり捉えられるようになってきましたので、二人舞も行いました。
先輩舞姫と一緒に組むことで、相手の動きもよく見てもらいました。
一つ舞が終わったら、先生が確認をして再度頭で理解したものを実践で試していきます。
体の隅々まで意識しながら舞うか、無意識にただただ舞うかでは、全く美しさが違います。
一瞬では分からないそういった僅かな違いが大きく美しさの違いに変わっていきます。
今回もまた、自分たちの動きを客観的にみて学ぶということで、動画を撮って確認してみました。
自分で思って動かしている体が、必ずしも自分の思い通りに動いていないことはよくあります。
しかし、その差が逆にまだまだ上達できる証でもあります。
自分達が理想とする舞をしっかりイメージしながら、確認した自分の動きとは違う部分を意識しながら再度舞っていきます。
時間ギリギリまで細かい動きを確認しました。
ひとつひとつ気が付いたことをひとつひとつ修正していく、とても大変なことですが、上達への一番の近道になります。
集中しているとあっという間に時間になりました。
終わりの会を行って終了となりました。
寒くなってきたので、体調管理は気を付けて過ごしてもらいたいと思います。
新嘗祭での奉奏が楽しみです。