舞姫会の稽古が行われました。
2020.11.28 -[社務日誌]
令和2年11月20日に舞姫会の稽古が行われました。
いよいよ今日の稽古で最後となります。
ですが、稽古を始める前に、ブレイクタイムということで、新年のご案内のチラシ折を少し手伝ってもらいました。
短時間ですが、丁寧にたくさん作ってくれました。
お手伝いもほどほどに、早速、稽古へと社殿に移動しました。
どんなに稽古の時間が大切でも、はじめの会を行って、神様にご挨拶してから始めます。
時間も限られているので、すぐに舞の稽古に入ります。
今回、予定としては4人舞でしたが、今日は3人の参加でしたので三人舞を舞いました。
三人とも、今期一番稽古に多く参加し、また、経験も長かったので、息がぴったりでした。
それでも、慢心することなく、続けて稽古をしていきます。
何度も何度も繰り返し、意識しながら舞っていきます。
どんなに見た目で一緒でも、同じ舞というのは絶対に舞うことができないので、一回にかける舞が全てになります。
ですから、今期最高の舞を新嘗祭当日に奉納できるよう、尽くしていきます。
一回舞ったら、再度修正し、一回舞ったら再度修正し、少しずつレベルも上げていきます。
美しく正しい舞を舞えば良い神様が降りてきてくださいますし、汚く間違った舞を舞えば、悪い神様が降りてきてしまいます。
私たちの周りには常にいろんな神様がいらっしゃって、私たちの行動一つ一つに神様とのつながりが発生します。
それは本番だけではなく、稽古でも一緒です。
真剣に稽古に望めば、必ずそれに呼応した神様が見守ってくださいますし、だらけた態度で稽古に臨めば、災いをもたらす神様がやってきます。
ですから、いつでも真剣勝負に稽古に臨み、気を緩める時は緩める時で、メリハリがとても大事です。
その点、本番前最後の稽古ということも勿論あり、みんな真剣に稽古へ望んでいました。
舞とは神様へ奉納するものでありますが、神様と一体になることでもあります。
舞を突き詰めていくことで、神様の御心と一緒になり、その一挙手一投足が参列している人たちの心も清らかにさせていくことになります。
その領域までの技術になることは至難の業ですが、こころはいつでも満たすことができます。
ぜひ、本番では、そんなこれまでの稽古で得た感謝の気持ちをのせて舞ってもらいたいと思います。
最後は終わりの会にて宮司より、お話をして終了となりました。
今年、最後の大祭、神職共々、しっかりとご奉仕に尽くしていきたいと思います。