全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

献花されたお花を紹介します。

2020.11.29 -[社務日誌

令和2年11月21日に池坊・横嶋梨蜂先生から献花されたお花をご紹介します。

またまた、久し振りの紹介になりましたが、これまでも月二回ほど献花いただいています。

今回は新嘗祭、秋の大祭ということで、非常に秋の雰囲気醸し出すお花となっています。

花々はまるで私たちの人生のように、永遠にその美しい姿を保つことはありません。

四季折々に色の変化をするもの、一輪咲かせてあっという間に終えるものなど様々ですが、そんな儚さが、機械的な美しさよりも人間的な美しさと感じ、ついつい見とれてしまうのかもしれません。

特にこの秋の彩りは、日々変化していく紅葉の、人間的で、感情の起伏に左右されながら日々を生きている私たちに同調しているのだと、無意識に感じるからこそ、愛でて癒されるのかもしれません。

新型コロナウィルスの猛威によって私たちは非常に大変な生活を強いられていますが、自然の営みをみていると何事もないかのように日常のあるがままに時間が進んでいます。

太陽を浴びて蕾を膨らませ、花を咲かせ、次の命へつなぐために散っていく様子は、人とは違う時間軸を歩んでるかのように、恐ろしいほど淡々としています。

しかし、そんな自然の歩調をみていると、いつのまにか同調して、これまで当たり前にあった日常の平常心が蘇ってきます。

そのような時、人間もまた、自然の営みのほんの一部なんであると改めて気付かされます。

お花をご覧になりたい方は気軽に廣田会館までお越し下さい。