全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

舞納会が行われました。

2021.2.21 -[社務日誌

令和3年2月19日に舞納会が行われました。

新型コロナウィルスの感染拡大も若干、落ち着きを見せてきていますが、まだまだ予断をゆるさないような状況です。

そのような中でも、今日の稽古でも元気よく舞姫達も参集してくれました。

昨年度で中学校や高校にあがったお友達が多く、舞姫を卒業する人数も多くありました。

そのため、一気に舞姫の人数が減ってしまいました。

少し寂しさもありますが、その分、濃密に指導することもできますので、昨年とはまた違ったプログラムで進めていくことも考えています。

とはいっても、何よりも先ずやるべきは巫女舞ということで、はじめの会をしてから早速、稽古をはじめました。

現在の新型コロナウィルスの感染状況であれば大分拡大も抑えられているので、各種祭典も例年通りにする計画をしています。

しかしながら、またいつ感染が拡大によって祭事の規模縮小をするかわからないため、今年もまた不透明な予定の中で稽古を進めていくことになります。

もちろん、積み重ねてきた舞を神様へ捧げることが第一目標ですが、たとえそれが叶わなくても積み重ねてきた時間はとても大切なものとなります。

ですから、常にいつでも本番を迎えられるような気持ちで稽古には臨んでもらっています。

人数が少ない分、指導も的確に細かく一人一人に合わせて伝えていくことができます。

手のちょっとした動き、足の運び、体を向ける角度など、いつも以上に細かく見ていきます。

昨年から入会した低学年の舞姫も稽古に参加するごとに、どんどん上手くなってきています。

高校に進学しても続けてくれている舞姫も、長年培った上手な舞で小さい舞姫にお手本のように舞を引っ張ってくれています。

それを見て、先生からの指導だけではななく、小さな舞姫も動きを真似て自分の力へとしています。

舞とは競い合うものではなく、捧げるまのですので、心をひとつに、動きをひとつにしていくことがとても大事なことです。

学年や舞姫の在籍年数に関係なく、それぞれが、それぞれに出来ることを一生懸命にこなしていくことがより良い舞へとつながっていきます。

舞姫達も直されたことを、しっかりと自分の中に落とし込み、それを体現できるよう頑張っていました。

素直に聴いてそれをすぐ実行に移すことがとても大事です。

ぞれでもまだ出来いことはありますので、自分なりに考えて修正をしていきます。

一通り舞の稽古が終わったところで、学びの時間としました。

まもなく季節は桃の節句を迎えるということで、ひな祭りに関する勉強をしました。

ひな祭りに関するお話をしてから、宮中における節句のお話しをしました。

図解が載っている本を見ながら、どんなお供えものをしているかなど勉強しました。

中には実際にみたことがあるようなお供えものだったり、綺麗に盛られた色とりどりのお供え物に感動していました。

舞の習得はもちろんですが、こうした日本文化をしっかりと勉強することも大切にしていきたいと思います。

時短をしている関係もあり、あっという間に時間も迫り終わりの会となりました。

新規の舞姫を募集中ですので、ご興味のある方は気軽に神社までお問合せください。

舞姫会のご案内