全国唯一病厄除守護神 廣田神社

[廣田神社について]14.じゃんばら大注連縄

じゃんばら大注連縄

津軽地方で多くみられる「じゃんばら」と呼ばれる注連縄。「じゃんばら」とは「邪祓(じゃばらい)」が訛って転化したものといわれ、当神社では3年に一度、敬神会より奉納される。この様式の注連縄としては全国最大級となる。
奉製/細越大年縄保存会

〔伝承〕
十数年前。三厩村より参拝に訪れた子供が手水を済ませて神殿前の鈴を鳴らした所、突然紐から外れて大怪我をしてしまいました。
後日、宮司がお見舞いに行くと何かに怯えているような口調で、神社の周りに不吉な悪霊がいると騒ぎ出したため、急遽神事を執り行い祓い清めました。
さらに、再び不吉な禍いが起こらないようにと宮司が兼務している瀬戸子八幡宮の氏子に依頼し、【邪祓(じゃばらい)】を語源とする“じゃんばら型”の大注連縄を作ってもらいました。
すると、程なくしてその子供も元気に立ち返り事なきを得ました。
以来、不吉な事が起こることもなく、大注連縄をくぐりお参りすると、その複雑な文様で災いを絡め取り、心身が浄化されるといわれるようになりました。
そのため、現在でも3年に一度、廣田神社の崇敬団体である敬神会より奉納されるようになりました。