全国唯一病厄除守護神 廣田神社

[廣田神社について]4.二十三夜大神

御祭神 二十三夜(にじゅうさんや)大神(おおかみ)・猿田彦神(かさるたひこのかみ)

御祭神 二十三夜 大神・猿田彦神(かさるたひこのかみ)

諸神一層尊ぶ三貴神の天照大御神を太陽の象徴とし、月読命を月の象徴とし、須佐之男命を海の象徴とする通り、古来より闇夜を開き普く照らす月は神聖な存在であり、人々はその光明を仰望し拝していました。 月待信仰に由来する二十三夜大神も月を御神体と崇奉し、下弦の月光を御神光として愛で慈しみ精進潔斎の忌籠りを成すことで心身浄化の精華を発揮するものであります。 近年までは二十三夜講が組織され、月と縁由深い女性が多数参集して月を礼拝し、月読命の御神影を写す掛軸に降神を賜り、夜通し飲食を共にすることで神人合一の境に浸り信仰を深めていました。 依って今尚安産や子授けの御神徳は霊験あらたかで、報賽の感恩深く額づく者も絶えないでいます。 現在の場所には正保~文政年間(1645~1829)頃に建立した石塔が列なり、猿田彦神や庚申塚諸々とも習合して鎮座しています。 尚、二十三夜は下弦の月に相当するが、理由は如何なるものか不明だが当二十三夜石塔に記されているのは上弦の月となっています。