全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

進藤庄兵衛正次翁頌徳祭が執り行われました。

2012.7.18 -[社務日誌

先日の神幸祭に引き続き進藤庄兵衛正次翁頌徳祭(しんどうしょうべい まさつぐおきな しょうとくさい)が執り行われました。

進藤庄兵衛正次翁とは弘前藩家老を勤めながら青森城代を仰せつかった人物で、現在の青森の礎を作った開拓の一大恩人であります。

人徳にも非常に優れ、多くの人々に慕われ、生きながらにして廣田神社末社であった青森観音堂に坐像が奉祀されて崇められるようになりました。

そして、後世廣田神社に配祀されるようになり、その偉大なる功績を称えるため毎年7月18日に進藤庄兵衛正次翁頌徳祭が執り行われています。

進藤庄兵衛正次翁頌徳祭

進藤庄兵衛正次翁頌徳祭 修祓

進藤庄兵衛正次翁頌徳祭 祝詞奏上

この頌徳祭は一年で最も重要で大切なお祭でもある6月20日の例大祭に次ぐ重儀として廣田神社では行われています。

そのため参列者も外ヶ浜一円(青森市、蓬田村、外ヶ浜町等)から集まり今年も60名ほどの参列がありました。

進藤庄兵衛正次翁頌徳祭 玉串奉奠

神事終了後には毎年、青森に所縁のある方々に奉納講演を行っていただいております。

今年度は新青森市史に庄兵衛の坐像がカラーグラビアページで掲載されたことを受けて、青森市史編さん室事務長の工藤大輔さんに「青森町の成立と進藤庄兵衛」という題目にてお話を頂きました。

奉納講演 「青森町の成立と進藤庄兵衛」 工藤大輔氏

奉納講演 「青森町の成立と進藤庄兵衛」 工藤大輔氏

非常にわかり易い語り口で、青森町建設に当たり、進藤庄兵衛がどのような役割を担い、どのような町となっていったか等を最新の研究をもとに説明して下さいました。

講演は大変好評で、改めて庄兵衛のことが知ることができた喜びと、自分達が暮らす青森市の由来について知ることができ参加者一同感心していました。

奉納講演 「青森町の成立と進藤庄兵衛」 工藤大輔氏

奉納講演 「青森町の成立と進藤庄兵衛」 工藤大輔氏

質問の時間では宮司からも神社への信仰的な観点から工藤さんと共に答えさせて頂きました。

進藤庄兵衛正次翁頌徳祭 直会

終了後は講師先生も交えながらの直会となりました。

昨日の神幸祭の話に盛り上がりながら楽しく過ごすことができました。2日間非常に暑い真夏日の中での奉仕となりましたが滞りなく終えることが出来ました。

今年も無事、お蔭さまを持ちまして青森守護神である進藤庄兵衛正次翁の御神徳を賜ることが出来ました。

進藤庄兵衛正次について・・・http://hirotajinja.or.jp/about/#shindo