上棟祭(棟上げ)を執り行いました。
2013.9.28 -[社務日誌]
上棟祭(じょうとうさい)が執り行われましたのでご紹介致します。
地鎮祭を行えなかったので上棟祭はしっかりと行いたいという事で、皆さん真摯に参列されておりました。
上棟祭ではお餅を撒いて祝い祓う神事がありますが、施主さんがその散餅(さんぺい)用に小分けにしたお餅を用意されていました。
神事終了後には神様からのお下がりということでご近所へお配りするそうです。
しっかりと上棟祭の意義を考えられ、真摯に祈られる姿は大変立派でした。
上棟祭は棟上(むねあげ)柱を取り付ける際に、永久に家を支えられる柱になるよう、また、工事も安全に行われるよう建築の神様や土地の神様に祈願をする大切なお祭です。
柱には棟札(むなふだ)と呼ばれるお神札と、御幣(ごへい)と呼ばれる捧げ物、そして鼻緒を切った草鞋(わらじ)を柱に括り付けて一緒に奉り、神様にお鎮まりいただきます。
柱が無くては家は建ちません。ですから、柱へ神様がお鎮まりいただく「上棟祭」は、家を建てる上で最も重要な神事の一つであることがわかります。
そのため、始めの地鎮祭と終わりの新宅祭だけ行えばよいのではなく、上棟祭も執り行うことで、はじめて家のお祭が全て終了します。
皆様の益々のご健勝とご多幸並びに工事安全を廣田大御神様に祈念申し上げます。