金魚ねぶた献灯祭が行われています。その2
2020.8.11 -[社務日誌]
令和2年7月25日より8月7日まで金魚ねぶた献灯祭が行われています。
引き続き、風が強い日は結構ありましたが大雨に降られるのも長くはなかったので、金魚ねぶたも一つも壊れることなくずっと掲揚することができました。
SNSにもたくさんの方が写真をアップされ、工夫を凝らした撮り方に、とても感心いたしました。
今年は、青森ねぶた祭が異例の中止ということになったため、ふさぎ込んでしまった青森の夏を少しでも感じてもらいたいと、特別に歴代のねぶた大賞御朱印も全て頒布することにしました。
ねぶた師の先生方も喜んでくださり、快諾いただきました。
そのようなこともあり、今年のねぶた大賞御朱印だけではなく歴代の御朱印も受けられる方が多くいらっしゃいました。
また、昨年のねぶた祭において、青森市役所ねぶた実行委員会様の大型ねぶたの題材に当神社が採用された記念を受けて、御朱印帳に奉製しました。
他にも、非常に珍しい向拝に掲げられているじゃんばら大注連縄をモチーフにした御朱印帳も奉製して非常に好評を得ていました。
また、青森ねぶた祭が中止になったのを受けて、ねぶた祭を見つめ直し、祈りの祀りとして始原を感じようと、Extender/Expression様が主催して様々な催しをしてくださいました。
そのひとつで、ねぶたの原型である灯籠を自由につくるワークショップも連日好評いただいていました。
老若男女問わず、色んな方がねぶたを感じに、また灯籠に祈りを込めて制作して神池に流していました。
昨年は東苑では何もありませんでしたが、そのような催しや石灯籠などにも明かりをつけたため、より幻想的な空間となりました。
花みくじの睡蓮鉢も新しくいお花に替えたりして皆さんに楽しんでもらえていました。
また、夜だけではなく、わざわざ昼にも参拝してくださったり、毎日にのように参拝してくださったりする方も多く、とても嬉しい気持ちとなりました。
折角の機会なので、事務員や助勤の巫女にも思い思いに好きなように写真も撮ってもらいました。
前回の投稿と、今回の投稿は、そうした皆で撮影した写真を掲載しています。
神池に流した灯籠も、黒い水に反射して不思議な景色が広がっていました。
新しく頒布を始めた御縁日灯り御朱印用の行燈も綺麗な祭式で夜の境内に映えていました。
参拝後に見える金魚ねぶたの後ろ姿もとても可愛らしい姿をしております。
小さな金魚ねぶたも風が吹く度にあちこち向いて、まるで泳いでいるようでした。
今回、金魚ねぶたの制作を依頼している、津輕藩ねぷた村様より、発売前の弘前金魚ねぷたと青森金魚ねぶたをご奉納いただきました。
御神前での奉仕を終えて振り返ると社殿の鏡に反射して、普通は見られない、金魚ねぶたとねぶた灯籠と、ねぶたのお面が一列に並んで見えていました。
皆さんにはお見せ出来ないのですが、会館2階の窓から見る金魚ねぶたも同じ目線で見られ、下から見上げるのとはまた違った良さがありました。
今年は参道の脇に金魚ねぶたを吊るして、桶を置いていましたが、その昔、金魚ねぶたを軒先に飾った際に、水を張った桶を下に置いて、そこに映る姿を見て涼しんでいたという伝えがあったため、再現してみました。
中々、写真に撮影するには難しかったですが、角度によっては綺麗に映り楽しめました。
少しでもねぶた祭りを感じて頂ければ幸いです。