手水舎再建ご奉賛のお願い
2021.9.16
クラウドファンディングで募集中
↑ご奉賛は上記をクリックしてクラウドファンディングにてお申込み下さい。(10月29日(金)午後11:00まで)
ご奉賛は【5,000円】から受付しております。
青森で千年の歴史を持つ廣田神社
雪国でも耐えうる手水舎再建に向けて
青森開拓の一大恩人である進藤庄兵衛正次の神霊を祀り、地域の方々の心の拠り所として千年以上もの間、親しまれている廣田神社。
そんな歴史ある廣田神社の参道脇にある手水舎が、今冬の大雪の災害で大きく傾き、このままでは今後、倒壊を免れません。
今後もこの雪深い青森で、初詣など多くのご参拝の皆様に安心してお清めいただけるよう、建て直すことといたしました。
神社の建造物は、古来から受け継がれてきた日本独自の工法を用いて建てられています。毎年のように起こる自然災害に加え、今冬は大雪に見舞われ、このまま耐えしのぐことが限界にきています。
雪国仕様のさらに頑丈な手水舎にするため、一般的な建造物よりも多額である980万円もの費用が掛かることがわかりました。また、神社随所に老朽化による毀損箇所の修復などを進めるために4千万円もの費用が必要となっている中で起きたこの雪害に対し、地域の方々のみならず、全国の皆様のご支援を賜りたく、この度、クラウドファンディングに挑戦させていただくこととしました。
皆様の想いが形となり、新たな手水舎で参拝される方々の心身が清められ、そして、気持ちよくお参りできるよう、多くの皆様のご支援をお願い申し上げます。
雪害により手水舎が倒壊の危機に
神社参道脇には、参拝する方々の手や口を清める手水舎があり、現在の手水舎は、戦後、青森大空襲で焼け野原であった中で再建されました。屋根の棟木(むなぎ)を板蟇股(いたかえるまた)で受ける四方吹き放しの構造で、その中に大きな一つの石をくり抜いた水鉢が設けられています。Previous
そんな中、今冬、手水舎(手を洗ってお清めする場所)が、近年稀にみる大雪で、大きく傾き倒壊寸前となりました。
手水舎は雪の重さに耐えられる雪国仕様となっておらず、豪雪の重みに耐えきれなかったことが原因と考えられております。万が一倒壊し、中にある水鉢が壊れてしまうと元通りにすることはできません。そのため直ぐに応急補修することも検討しました。
しかし、毀損の程度が予想以上に大きく、また経年劣化も著しいことから、参拝する方々の安全を第一に考え、早急に建て直すことといたしました。 令和3年7月3日、急遽、手水舎の新築工事安全祈願祭並びに解体修祓式を執り行い、解体いたしました。
「取り壊し」と「解体」では意味が大きく異なります。 取り壊しは“そこにあった物を無くしてしまう”ことが目的です。 「解体」はその物を“分解してばらばらにすること”です。 今回の手水舎は、解体で出るさまざまな素材を必要な部分と不必要な部分に仕分けます。その必要な部分を用いて、千年の歴史を身に着けていただけるように、御守りなどの授与品に奉製し、お祓いをしてお渡しいたします。
皆様からのご支援は、手水舎の再建費用として大切に使わせていただきます
実はこの雪害が起きる前から、老朽化が見られる神社内の各所の修復をしていました。こちらにかかる費用は総額で4千万円です。
神社各所の修復にかかる費用の多くは自己資金と地域の皆様からのご支援で賄わせていただいています。現在、この4千万円の事業の半分は予算を確保していますが、工事を進めていく中で新たに追加が必要な個所も出てきています。また、一軒一軒まわって寄付のお願いもしていますが、コロナ禍により困難な部分もございます。
そんな中、手水舎が倒壊寸前となり、計画にはなかった費用が急遽必要となりました。神社の建造物は特別な木材を使用する上、構造が複雑で神社仏閣の建設を専門とする宮大工さんにお願いすることになり、通常の建築よりも多額の資金が必要になります。
予定外であった上に、今後皆様の安全を考慮し、しっかりとした雪国仕様で再建するとなると、約980万円もの資金が必要ということがわかりました。その全てを賄うことは難しい現状にあるため、その一部である300万円をクラウドファンディングで募る決意をいたしました。
資金面だけではなく、このクラウドファンディングを通じて、青森市民に廣田神社や郷土に対する興味関心をより高めていただき、郷土愛を育み、全国の皆様と支援の繋がりの輪を築き、ご縁を結んでいければと思っています。また、手水舎を始め、現在進めている事業は、五重塔などを建築している宮大工による日本の伝統工法による建築です。廣田神社を通して様々な伝統文化に興味を持ち、知るきっかけになれば嬉しく思います。
皆様からいただいたご支援は、手水舎の再建にかかる費用として大切に使わせていただきます。
●目標金額:300万円
●プロジェクト内容:令和3年12月31日(金)までに廣田神社の手水舎を再建したことを以てプロジェクト完了とする。
※神社の建造物として、手水舎は不可欠であるため、万が一目標額に達しなかった場合でも、次年度以降に予算を計上し、また、引き続き社頭にて呼びかけるなどして補填し、必ず完成するよう尽力します。
千年続いてきた神社、これから先も千年続く神社へ
神社には、本当に様々な方がお参りに来られます。日々生きていられること、こうして生活できることに感謝、母子ともに安全に赤ちゃんが元気に産まれてきますように、病気がよくなりますように、家庭や職場、学校で円満に過ごせますように、大切な人がいつまでも笑顔でいられますように、商売が繁昌しますように……。と人の数ほどその想いはございます。
想いには大きいも小さいもございません。どんな想いも一人一人の大切な想いです。その大切な想いを神様に伝える前に、日常でついた様々な罪・穢れを祓い清める手水舎を一日でも早く使用できるようにし、安心してお参りできる神社にしていきたいと思います。
今までご先祖様が心の拠り所として千年祈り繋いできた神社、これからの人たちに、この先千年も繋いでいくことができますように。
皆様の想いが形となり、手水舎が再建されることでご参拝される皆様が心身ともに祓い清められ、お祈りできますよう、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
応援メッセージ
廣田神社敬神会 会長 田中日露史
医療が発展するはるか昔から、日本各地で原因や治療法がわからない病が度々流行し、犠牲となった人たちも大勢いたと伝え聞いています。医者がいない薬がまだ無い当時の人々は、病に罹らないようにするためにどうしたらいいのか、いろいろな事を試したところ、ひとつは身体を清潔に保つことが効果があると分かってきたようです。手を洗う、口を漱ぐ、家の中に入るときは履き物を脱ぐなど、普段自然に身についている習慣は感染症を防ぐ大きな効果があったと思います。
さて神道においては、お参りする前には手と口を清めるということを行います。私たちの暮らしも神道に於いても、清らかな清々しい日々を送ることがとても大切です。 神社では「手水舎」で心身を清めます。当神社の手水舎が雪害により使用できなくなりました。そこで多くの人々から資金を募る「クラウドファンディング」という方法で手水舎を修復したいと今回の取り組みを行うことになりました。
古から庶民から寄付をしてもらうことで建物を建てたり修復したりして、 現在の神社やお寺が維持されてきています。どうか皆様の暖かいご支援をお願いいたします。
BLUE PEACE 副隊長 小田切勇治
千年以上の歴史を刻む廣田神社。私も一氏子として日々ご参拝させていただいております。
神社の通常行事に留まらず、新型コロナウィルスの疫病退散祈祷や金魚ねぶた献灯祭で街の賑わいも創出するなど、市民や街に対する心配りが素晴らしく大好きな神社です。そんな中、今冬の大雪により手水舎が使用できなくなってしまったことに心を痛めておりました。
私も支援します!どうか皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
返礼品のご紹介
ご支援へのお礼には、あなた様の幸せへの願いを込めたものを準備させていただきたいと宮司と一生懸命考えました。ご支援の額に応じてささやかですが、お送りさせていただきます。
|旧手水舎の柱で奉製したお守り
長年に渡り支えてきた旧手水舎の柱を再利用して御守りを作り、神職と巫女が一つずつ心を込めて朱印を押印し、奉製した御守りをご祈祷してから皆様に授与させていただきたいと思います。
|奉賛之証
奉賛之証は、青森のりんごが入った特別な和紙に、手水舎の龍を押印した手水舎再建プロジェクト限定デザインになります。
|今しかできない特別なところへお名前保存コース
手水舎に欠かせない装飾である、梁と梁の間に挟まり、屋根の力を下に伝えていく役割をもつ蟇股(かえるまた)、魔よけや厄除けの意味があり、屋根材に雨水を防ぐ役割を持つ鬼瓦(おにがわら)、破風(はふ)の下に取り付けられ、火災から守るための火除けともされる懸魚(げぎょ)。建築の途中でこれらの装飾の接続部分に皆様のお名前をお書きします。皆様には見えませんが、神様はこれからもずっと見てくださっています。